光と影。

雑音生活

光と影。

11月のライヴの冒頭のアナウンスで言いましたが、
これからは自分自身の人生のために、
という気持ちを上乗せして活動しようというのが、
わたしの今の気持ちです。

月子時代は、プロデューサーとの二人三脚で、
月になってからはその距離を少し取って、
プロデューサーはオーナーで、わたしが店長みたいな感じだったと思います。

二人三脚という言葉を使ったけれど、
わたしとしては表と裏という感覚でした。
表に立っているのはわたしだけど、
表舞台ではない場所の主役は、プロデューサーでした。
舞台の演出家を思い浮かべてもらうと、近いかもしれません。

それは、さながら、光と影のようだとも思っていました。

わたしに光を当てるために、影に徹したのがプロデューサーだった。

今わたしは、
自分が表であり、裏でもあるという役割を担うようになりました。
同じく今、
わたしを照らす光の角度調整や、今まで歩いた事のない鬱蒼と茂った道の整備を、周りの人たちがサポートしてくださっている事も感じています。

「月は努力家でガッツがある。“それいいね”って周りが思わず言っちゃうようなところもある。だからこれからも、みんなついて来てくれると思うよ」

15周年のライヴの時に、プロデューサーが言ってくれたこの言葉が、
これからのわたしの人生を支え、奮い立たせ続けるものになるだろう。

12月25日にレコーディングする曲が書き終わりました。

今年、何かを失くした人は多いと思う。
でも、失くす事で出来た大きな穴は、他の何かで埋まるし、
何かが終わる時は、何かがはじまるものだって、わたしは思います。

天野は、わたしの人生のための音楽活動をはじめました。
冷やし中華はじめましたぐらいの軽さで。

多分、そんな曲です。

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