ちょっとずつ、個別に曲にまつわるエピソードでもちょいと話そうかね、
という感じです。

リクエスト、ぼちぼち頂いていますが、まだまだどんぐりの背比べ。
みなさんの3票が、結果に大きく反映しますので、
是非気軽に投票してあげてください。

また、急遽開催する事になった「AMANO FAIR REVENGE」（まとめはここ）ですが、アーカイヴ視聴1週間ほど残します。
オンタイムで視聴できなくても大丈夫なので、是非どうぞです。

楽曲エピソード、
まずは、先日の第2回「AMANO FAIR」の日陰セブンでもあった、
日陰代表と言って過言ではない「Love Dealer」（岩切さんセレクト）から行きますかね。

AMANO FAIRでも話したのですが、

「Love Dealer」はデビューシングル「箱庭」の通常版の発売日、
2001年6月1日（通販限定盤の発売日は4月1日）に合わせて、
1000枚限定の100円8cmCDとして発売されました。
記憶が正しければ、タワーレコードでの限定販売だったはずです。

発売前の5月上旬には、
Gazoo.comのCMオーディションのグランプリが決まっていて、
セカンドシングルの「B.G.」がCM起用になる事が深夜のテレビなどでも放送されていたため、
この1000枚限定の「Love Dealer」は早期に店頭からなくなったと聞いています。
これが現物。
わたしも1枚しか持ってない。

こちらのジャケット、なんと、収録曲名なし。

裏を見ると、歌詞カードが見えるのでね、Love Dealerって曲なんだろなってのは分かる。
お手に取らないと、曲名が分からない仕様です。

ちなみに、この1000枚限定のジャケットになっているイラストは、
シングル「箱庭」のフライヤーの表紙になったものです。

その最初のバージョンの歌を録りなおし、リミックスしたバージョンが、
「Love dealer—2003—」になります。（後に出した天野月子インディーズベストの「NOISE」に収録されているのも、このバージョンです）

その後、5年半の時を経て、初のベスト盤「デラックスカタログ」発売時に、
MVを作ってもらえたのが、「Love Dealer—2006—」です。
こちらのバージョンは、アレンジにホーンセクションがプラスされ、ダンサブルアレンジになっています。

その後、
「Love Dealer」は数年に1度ずつバージョン変更で出し続けられるという風物詩になりつつある中、
ご期待通り（？）に作られたのが「Love Dealer—2011—」です。
活動10周年のほぼリテイクベスト「DECADE」に収録されています。
他のリテイク曲はdecade verという表記なのにも関わらず、
「Love Dealer」だけは2011の表記にしてある、ひそかなこだわりを感じていただけると幸いです。

「DECADE」は、しんくんがわたしのレコーディングをした最初の作品だった。

レコーディングしていた時期はちょうど10年前の今頃から3月中旬にかけてでした。
そう、震災の時期。

電気の使用量を下げなくてはならなくて、必要最低限の灯りの下で薄暗くレコーディングしたっけな。
「DECADE」は、わたしにはそういう思い出の方が強い。

ちなみに、のぞむの天野曲最初のレコーディングは、記憶が間違ってなければ「くれなゐ」のはずです。
「くれなゐ」は「天の樹」に収録されているので、発売は後なんだけど、
「DECADE」の制作よりも、「薔薇と真珠」の制作よりも前にレコーディングしています。

ここのブログ記事だよ。
ゲームの方で公式発表があるまで曲名を言えないから、何のレコーディングなのか分からないと思うけどね。

「Love Dealer」はそもそもは提供目的で書いた曲です。
メロディーだけ作ってました。
それがブーメランで帰ってきたテイ、です。

え、このバリバリ歌謡曲わしが歌うん？

と当時思いました。思いましたとも（笑）
なので歌詞も甘く切ない歌謡曲テイストです。

曲調が曲調で、浮いてしまうので、どのアルバムにも収録出来ずにいた子です。
ベストアルバム「デラックスカタログ」が配信されております。
時々聞いてやってくださいね（笑）

ちなみに、しんくんが日陰として選んでくれたもう1曲の「虹」のエピソードは、
2月27日22時から開催予定のトークキャス「天龍スペシャル」で触れたいなと思います。

日陰セブンに「Love Dealer」と「虹」を選ぶ所というか、
そういう「この曲はちょっと他の天野作品に比べて異質だ」というミュージシャン的勘が働くのが、しんくんならではなのかもなと思っています。

さて、来週末は「天龍スペシャル」
もう動画もトーク内容もまとめてあるです。
お楽しみに。