レコーディング前半戦、写真日記(スマホver)。

雑音生活 その他の写真日記

レコーディング前半戦、写真日記(スマホver)。

アルバムのレコーデイング前半戦、終了しました。

あーーーー楽しかった!!!!!!!!

というわけで写真日記(スマホver)をお届けします。

群馬県高崎市にある、TAGO STUDIOでのリズム録り。

自分のホームベーススタジオだったパワーハウススタジオがなくなった時に、
レコーディングエンジニアさんに、
これからスタジオでレコーディングをしたいとなった時のために、どこか音の良い比較的低価格で借りられるスタジオ、知ってたりしないですか?と相談をして教わったのがここでした。

今年でオープンから7年目なのだとか。とっても綺麗で広くて音鳴りも良く、
いろんな意味で感動しました。

REC1日目、プレイボーイズ曲。

JJがボーリング場で働いてる人に見える。

アルバム曲は、AMANO FAIRでも話しましたが、
完全にアレンジャーさんやバックバンドに当て書きしています。

プレイボーイズ曲は、
プレイボーイズのはっちゃけ感と、どこかツンとするうぉおおおおおお感。

プラスで、山田さんにアレンジをお願いする事もあって、
山田さんがアレンジ得意そうな曲と、山田さんがかつて弾いてくれた数々の月子曲を彷彿させつつも、今のわたしたちに着地させたい曲。プレイボーイズと演るからこその曲という何か、とも言うね。

プレイボーイズは、音楽畑も違うし、キャラも本当に三者三様で、
意見衝突するのなんて容易に想像できるぐらい人となりが違うんだけど、
なぜか三人が一緒に音を奏でると、不思議と一体感が生まれるという所が最大の魅力で、特徴です。
シャラさんとあっきーがまず音としてバチバチ言い合ってるでしょ。
そこにJJが持ちネタをどんどん挟んできて(プレイだけじゃなくてね・笑。ある意味あれもプレイだけどね)
というかそもそもの戸倉アレンジが音盛り沢山で埋め尽くされてるので、
みなさん、とてもやかましいです、もうちょっとボーカルに優しく、歌いやすくしてくださっても良くないですかね?(笑)
これは修行か何かなんですか?

勇者天野、まだスライム倒すの精一杯なレベルなんですけど、いきなりボスに遭遇してしまった感じですよ?

って思いながら負けじと歌うわたしがいた、という構図だったと思うんだわ(笑)

でも、
あっきーがブログで、離れていた間にどんな13年を過ごしてきたかの答えあわせをするような時間だったと書いてくれているけど、
そうだね、と思う部分と、
いいえ、これが天野の真の姿です、と思うわたしがいます。

前は、プロデューサーがいて、細かな事を言ってくれる人が他にいた。
誰がレコーディング中どう弾いているのかものっすごい集中力で聞いている、リズムにも非常に厳しいプロデューサーだったので、
リズム録りに関しては全部彼にお任せしてきた。
プレイボーイズに口出しできるほど、わたしには音楽的な知識も、経験もなかったしね。

でも、戸倉氏やエンジニアのむと〜さんは、立場や場をわきまえずにズケズケ物を言うわたしを散々見てきたはず。
そのわたしを見てきているマネージャーは、
「月さんは、これが平常運転。特に何も変わっていない」という感想を話していました(笑)

(ワシの平常運転時を昔から唯一知っていたのが、プレイボーイズの中ではJJだったのではないかとも思うんだけど、どうだろう)

最初にわたしを育てたのは、プレイボーイズのみなさんです。
人生初めてのバックバンドがいきなりボス戦のプレイボーイズなんだから、
わたしの根っこがスパルタでもしょうがないと思う!(笑)

みなさんに並びたくて、ステージの一番前にいる存在として認めてもらいたくて、わたしは頑張ってきました。

そんなわたしを、人にふわっと優しく接せられるように育ててくれたのが、ブラックビューティーじゃないかな(笑)
音楽的にまったくタイプの違うブラックビューティーと、そして籠島さんと出会ったからね、音楽面でも少し成長できてたらいいな、と思うです。

わたしは昔から、周りのスペシャルなみなさんにめっちゃついていってる。
みんながわたしのお師匠です。
日々精進。

2日目はパーカション録りからの、AMANO FAIR。

9月10日までアーカイヴ観れます。
まだの方は是非に(AMANO FAIRは、ミニライヴ付きトークショーになりつつあるよ)

3日目は、カルテットダビングと、仮歌録りと、もろもろのレコーディングデータのチェック。
の前に、カフェに行きました。

めっちゃよい雰囲気のカフェだったな〜〜(プリン激ウマでした)

けんちゃんがいると言うことは、あの曲なんです。
最初から、アルバムバージョンを作ることを考えていました。

けんちゃんは、カルテッドダビング見るの、はじめてだったんだって。
そんな機会にわたしも立ち会えてとても嬉しいです。

ストリングスって、目の前で演奏されると涙が出るぐらい感動するんだよね〜。

CHIDORI QUARTETのみなさま、ありがとうございました!
息ぴったりすぎて、仕事が早いのなんの。
颯爽とやってきて颯爽と仕事を終わらせて帰っていく姿、めちゃかっこよかったです。

けんちゃんもありがとうでした!

この曲には、けんちゃんの優しさが詰まってるよね。

家で録ったわたしのデモに入れていた仮歌のリズムがおどろきの悪さで、
これは演奏に響いてしまうなと判断して、次の日やる曲の仮歌入れもしてもらいました。

後から譜面を見て気づいたんだけど、わたしのデモと籠島さんのアレンジデモの間で、BPMが2.5も下がってたんだね。
どおりで歌のリズムが悪いはずです。

最終日は、プラックビューティー曲のリズム録りプラス生ピアノ録り。

調律師さん。

(本当は調律しおわって帰ろうとしていた所だったのに、「調律してる風な写真を撮らせて頂いてもいいでしょうか?」とお願いさせていただきました。意外とノリノリな調律師さん・笑。その優しさに感謝)

ピアノはファツィオリ。これが常設されているスタジオってかなり珍しいみたいですね。イタリアのピアノで、明るく透明感のあるキラキラした音をしています。

軽食。最初の日もベーグル買ってきてて(ワシが食べたいから)
人ががらっと変わるから、もっかいベーグル買ってもいいかなって(ワシが食べたいから)

福BAGLEは、群馬と東京の谷中のみに店舗展開してるみたいです。
もちもちっとした、お惣菜ベーグル。
近くの方は是非。おすすめします(きなこあんめちゃうまいよ)

ブラックビューティー曲、こちら。

プレイボーイズ曲(お祝いソングじゃない方ね)も、ブラックビューティー曲も、
2曲ずつ書いて1曲ボツにするを繰り返しました。

こうじゃない、彼らにお願いしたいのはこれじゃない、もっとそれぞれが引き立つ曲になるはずだ、という感じのボツ。

籠島さんに、アレンジにめっちゃ感動しましたと伝えたら、
「アレンジ大変だった!!!!(笑)」
と言われつつ、
「ほら、プレイボーイズ曲は山田さんだから。あっちはもう本家だから。こちらはガチで挑まないと」
というような事を言われました。

同じ気持ちで曲を書きました。
そこを拾ってくださって本当にありがとうございます。

こんなにブラックビューティーらしい曲もないのではないか、ここに来て真骨頂なのではと思います。
というか演奏陣にはキレッキレのプレイが求められるテクニカルな曲だと思うので(籠島さん曰く、無茶振り)叩いてみた、弾いてみた大歓迎です。
特にドラムは叩いてみたくなるのでは。
だいたいわたしがギター弾いてみたいもんな、これ(ライヴで弾きますけど・笑)
楽しみにしててね。

AMANO FAIRで言っていた、「わたしこんな一面もあるんですけど、どうですか?」っていう曲になるんじゃないかな(タイガーのように積み上げたイメージがぺしゃんこになるわけじゃないよ・笑)

というかボーカルも「歌ってみたい」に着地できるようにがんばる。

籠島さんに生ピアノを弾いて欲しい、という気持ちだけで生ピアノ曲も書きました。

この曲が、曲書きに詰まって、戦国無双体験版をプレイして、
あ?ここで終わるの?マジ?!
という体験版のとてつもない短さに怒りが湧き(せめて2時間ぐらいは遊べると思った)
その怒りが産み落とした、とても静かな、雨にまつわるせつなバラードです(笑)

上記写真は、歌合わせというか、
それぞれの呼吸を合わせるべく近くで歌ってみただけだったんだけど(ピアノの音が完全にマイクにかぶってくるから、こんな近くで歌録りはできない)
籠島さんのピアノ演奏って、本当に歌いやすくてね(籠島さんのピアノの前で歌った事がある人はみんな等しくそう言うのではないか)このまま本番録ってしまいたい、
これ後から歌録りしたら、カチっとなってしまうから面白くないと思うし、そもそもたくさん歌ってしまうと初期衝動が削れてダメになるパターンだから歌の練習一切してきてない、というか今の集中力ならいい歌録れそう、今録らないと二度と録れない歌がある、というわたしの勘で、
ピアノと同時のほぼ1発録りで歌も録らせて頂きました。

その後、ブラックビューティー曲のピアノもせっかくなら生で録ってもらっておこうかな〜(籠島さん談)となり、
BPM174の曲の生ピアノを録ることに(驚)

(※BPM174とは、スイミーとSPYの中間の速さです)

ピアノ弾きながらの籠島さんの一言

「のぞむ、よくこれ叩いたね!!!!!!」

(ご自身がアレンジした曲です)

そんな感じでレコーディング前半戦終了です。
終わった〜〜〜〜〜。

TAGO STUDIOさんから高崎名物のダルマ、いただきました!
嬉しい〜〜〜〜〜〜〜〜。しかも黒くて嬉しい〜〜〜〜〜〜。

あと、スタジオの通路の壁に、
利用した人たちがサイン書くことになってるみたいで、
サインをお願いされたので、しっかり足跡残しておきました。

壁にびっしりサインあるのに、誰もここにはサインしてなかったよ。(遥か後ろの方にびっしり書かれてるサイン、見えるでしょ?)

久しぶりのスタジオでの連日レコーディング、めっっっっちゃ楽しかったです。

いくらでもリモートでできる時代だけど、
顔を見ながら、空間と雰囲気を共有しながら、その場で意見出し合って、時々笑いながら進めていくレコーディングは、
やっぱり何ものにも変えがたいです。

スタジオレコーディングはもうちょっと続きます。
後半戦もお楽しみに。


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